ピースホープの事業内容
P e a c e H o p e
ライフスタイルの多様化や核家族化が進み、地域社会の繋がりも希薄になりつつある現在、家や学校に居場所がなく、孤立した子どもたち、生きづらさを感じている子どもや若者が存在します。私たちは、そのような子どもや若者たちのありのままを受け入れ、安心できる居場所を提供しています。
若者への居場所提供事業
中学生、高校生、大学生等の若者を対象に、月に1-2回、平日の夕方の時間に「腹パンパン食堂」を開催しています。
「腹パンパン食堂」では、食材の買い出しを行い、調理師の指導のもと調理をし、みんなで一緒にご飯を食べます。普段は、食後にみんなでおしゃべりをしたり、ゲームをしたり自由に過ごしていますが、不定期でゲストスピーカーをお招きし、様々な職業についてお話を聞くこともあります。親以外の大人との触れ合いが少ない若者にとって、様々な年代の、様々な職業の大人の話を聞くことは、進路を考える上で視野を広げる良い機会になります。
若者が気軽に立ち寄り、若者どうしで交流を深め、また若者が大人に相談できる場を築くことで、彼・彼女らが孤立することを防ぎ、自立のサポートを行っていくことができればと考えています。
若者への学習支援
小学生、中学生、高校生、大学生等の若者を対象に、毎週平日のお昼の時間に「頭パンパン塾」を開催しています。
「頭パンパン塾」では、いじめを経験し学校に行けなくなった若者のためにはじまりました。１対１で関わりを持ちます。塾講師、中学校教師を経験しているスタッフが教えています。「学校へ行こう！」がゴールではなく、ひとりひとりが「勉強をしたい。」と思えるような取り組み、社会ともう一度つながるキッカケになればと思っています。今、持っている教科書からはじめます。それぞれのペースに合わせてわかりやすく教えます。（教科書がなくてもOK）
高校、大学の進路を考える上で両親以外の大人と会話をする時、視野がひろがる良い機会になります。目標がない、なりたい職業がない、そんな若者と社会で起こっているニュースを話しながら世界の広さを一緒に学びます。
いじめが原因で学校に行けなくなった子、非行に走ってしまった子、子どものとの生活で悩んでいる親からの相談もあります。
また勉強だけでなく大人に相談できる場を築くことで、彼・彼女らが家から一歩出て孤独ではないこと「社会にあなたが必要だよ！」と伝えながら学力アップのサポートを行っていくことができればと考えています。
子ども食堂事業
未就学児、小学生、またその保護者の方を対象に、月に1回子ども食堂を開催しています。
核家族化や共働き家庭の増加に伴い、家族そろって「いただきます」をする時間が減りつつある今日、みんなで一緒に温かい食事を食べ、温かい家族団らんの雰囲気を味わうことは、子どもたちの心の発達にとっても、とても大切な経験となります。
ピースホープでは調理師免許を有するメンバーの監修のもと、栄養バランスを考えた献立を作り提供しています。また食後はゲーム等の遊びの時間、学習サポートの時間も設けています。
また保護者の方にとっても、食事の手間をはぶき、ゆっくりできる「くつろぎの時間」となればと考えています。
ちょっぴり畑体験
ピースホープでは近隣の畑をかり、子どもたちと共に野菜や果物を植え、育てる取り組みも行っています。
土に触れ、自分たちの手で植えた野菜を育て、収穫するという経験を通し、子どもたちは食べ物を作ることの大変さや喜びを実体験として学ぶことができます。
子どもたちが自分たちで育てた野菜を、子ども食堂の食材として用いることで、自然の恵みへの感謝の気持ちをもって、ご飯を食べることができればと考えています。
